過払い請求を行う
過払い金取り戻すならきちんとした手続きの元、「過払い請求」をしなくてはいけません。過払い請求を自分でする場合や弁護士に依頼する場合には、多少異なる部分も出てきますが、こういった手順で流れていきます。
手間だと感じてしまう人はやはり過払い請求の専門事務所に任せるのが一番だと思います。
1.今までの金融業者との取引履歴を書面にて請求する。
2.開示された取引履歴を利息制限法に基づき、計算しなおす。
3.利息制限法で計算しなおした結果、算出された過払い金の返還を求める。
4.過払金の返還額や時期などについて交渉がまとまれば和解し、交渉がまとまらなければ、裁判所に過払い金返還請求訴訟を起こす。
5.それで、過払い金の返還額や時期などについて交渉がまとまれば和解となる。
手続きにかかる時間は、過払金返還請求訴訟を起こす事によって変わってきます。
訴訟を起こさない場合には半年弱かかり、訴訟を起こす場合はそれより1〜2ヶ月長くかかるでしょう。
過払い請求の手続きを自分でする場合には、業者との取引履歴開示請求をする時も、すんなりとは開示してくれませんし、過払い金返還請求訴訟を起こす場合も裁判官は、あなたの味方ではありませんので、自分で法律に関する知識を身につけて裁判を進めていかなければならないのでしょう。決して楽なものではありません。
とはいえ、H18年度よりキャッシング会社に関連するトラブルなどが多くなってきて、債務者に有理な状況になってきてる事は間違いなさそうです。
過払金返還請求の費用
過払い返還請求を弁護士や司法書士などの専門家に依頼する場合では、初期費用が掛からない場合が多く、取り戻せた過払い金返還額に対してかかる報酬(成功報酬)を20%〜25%程度を受取る事務所が多くなっています。
自分で不当利息返還訴訟をする場合では、訴訟費用だけで(裁判所によって多少異なりますが、数千円です)行えます。
ただし、個人での取引履歴の開示を行った場合は、取引履歴の改ざんや過去の履歴の紛失などの理由での開示拒否といった可能性がでてきます。
弁護士や司法書士などの専門家が介入すると、取引履歴改ざんなどの不正発覚の可能性が高まるため不正の可能性はきわめて少なくなり、専門家を利用することをお勧めします。
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2019/1/31 更新